”3DのGoogle”は世界を変えるか(その3)

(“3DのGoogle”は世界を変えるか その2から続く)
Thangsでは、ユーザーは部品をアップロードして、その部品がどこで使われているか、市販されている部品と互換性があるかなどの提案を受けることができます。もちろん、従来のテキストベースの検索ボックスもあり、希望の部品を見つけることができます。ユーザーは、オブジェクトの物理的特性、測定値、特徴に基づいて検索し、その機能、コスト、材料、性能についての予測を受け取ることができます。

また、設計者や同僚が3Dモデルをシームレスに共有したり、コラボレーションしたりすることができるといったソーシャルな機能も備えています。バージョン管理はGitHubのように自動化されており、ユーザーはコメントを残したり、モデルを「お気に入り」したりして保存することができ、アップロード者にも通知が送られます。3Dモデル設計者の作品ポートフォリオはプロフィールからアクセスできるので、履歴書のようなものとしても利用できます。

Powersは、Thangsは発売から1年以内に世界最大の3Dモデルデータベースになる予定、としていました。自動的に検出されたパブリックモデルにインデックスを付け、ディープラーニングアルゴリズムに基づいているため、モデルが追加されるたびにデータベースはますます洗練されます。

現状について2020年9月30日、Physna社は次の通り発表しました。
Thangsコミュニティの急速で継続的な成長を発表できることをうれしく思います。わずか6週間でThangsコミュニティの登録ユーザー数は1万人を突破し、急成長を続けるThangsコミュニティがアップロードした3Dモデルは100万件を超えました。
Powersは次の通りコメントしています。
「このような短期間でコミュニティと共鳴できたことは、そのビジョンとプラットフォームのメリットの証です。」「この急成長は有望な始まりであり、Thangsコミュニティのメンバー全員が、プラットフォームの進化と将来の成功において貴重な役割を果たすことになるでしょう。」

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