Dassault Systèmes (ダッソーシステムズ) 減配へ
2021年3月18日, Dassault Systèmes(ダッソーシステムズ)は、5月26日の次回の株主総会に1株あたり0.56ユーロの配当金の承認を提案していることを発表しました。
前年の配当は1株当たり0.7ユーロなので、20%の減配となります。
ダッソーシステムズの減配は、前年の例外的な増配による2005年の減配以来のこととなります。(下図参照)
既報の通り、ダッソーシステムズは2020年以降新規ライセンス売上が低迷しています。
(参考記事)ダッソー・システムズ、2020年第4四半期と年間の業績を発表 – 既存事業の実情は
(参考記事)Dassault Systèmes第3四半期の決算を発表 – ソフトウェアの売上げは引き続き減少
今回の減配について、ダッソーシステムズの副会長兼最高経営責任者であるベルナール・シャーレスは次のようにコメントしています。
「ダッソーシステムズがMEDIDATAを買収するという大胆な行動をとったことは、2020年の未曾有の健康・経済環境において特に適切であることを証明しました。最大の投資から1年後、ダッソーシステムズはレバレッジ解消の取り組みを追求し、配当分配に関する長期的な方針と実績を確認しました。(Dassault Systèmes pursues its deleveraging commitment and confirms its long term policy and track record in terms of dividend distribution.)」